仕事のストレスで疲れが溜まる…
人混みへ行くと、すごく疲れちゃって…
HSPが疲れた時はどうすればいいのだ?
HSPはストレスを受けやすい傾向があると言われています。なぜなら、日頃から様々な刺激を無意識にキャッチしているからです。そのため、刺激に敏感なアンテナを和らげてあげる必要があります。
私自身このHSP気質と向き合う中で、リラックスできると感じた方法を厳選してご紹介します。個人差はありますが、ご自身で「これならできそう」感じる方法を取り入れてみてください。
HSPならではの疲れの取り方を知りたいという方はぜひ最後までご覧ください
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アーロン博士によると、【DOES 】 と呼ばれる要素が、HSPの特徴だと言われています。その4つの特徴の頭文字を取って、DOES(ダズ)と呼びます。
- 深い処理ができる(Depth of processing)
- 刺激に敏感(Overstimulation)気持ちを切り替えるのが苦手
- 感情の反応が強く、共感力が高い(Emotionally reactive and high Empathy)
- 些細なことに気づく(Sensing the subtle)
HSPが疲れやすい原因は、無意識でDOESの4要素が反応してしまい、疲れが溜まってしまうからです。そのため、これからご紹介する対策使って、疲れを軽減させてあげる必要があります。
HSPの気質による影響で疲れを受けた時に、私が実際に行っている方法を厳選してご紹介します。
情報過多になる状況から離れることをオススメします。刺激を少しでも減らすために、情報源から距離をおきます。たとえば、
- 朝起きたらTVをつけることを辞める
- スマホを見ないようにする
特にスマホはいつでもどこでも情報を仕入れることができる便利ツール。ニュースはもちろん、SNSによる情報もたくさん溢れています。
TVやスマホを見ないなんてできないよ〜
TVからラジオに変えるだけでも、映像の刺激が遮断されます。
そういえば映像が流れてると、ついつい見ちゃうなー
私はスマホであれば、”移動時間だけ見る”と決めて、制限しています
情報を全く取らないということではなく、時間を決めるなどして、自分がキャパオーバーしない程度にインプットしています。
HSPは五感に敏感です。少しの物音でもビックリしてしまうことも。
私は「街中の雑音」や「機器の標準音」も気になってしまいます
そんな時は、耳栓かイヤホンが役立ちます!
イヤホンであれば、好きな音楽を聴くと、気分も高揚して音楽に集中できます。無音のままでも、イヤホンをしないよりはマシになるので、外出時には欠かせないアイテムです。性能が良いノイズキャンセリング機能付きのイヤホンは、雑音を低減させてくれるメリットも。
街中は雑音があって当たり前ですが、この雑音を減らすだけでも効果があります
また、イヤホンには街中で歩く時のメリットもあります。それは、キャッチの人から声をかけられにくくなることです。
たったこれだけで、断ることへの神経を使わなくて済むなら一石二鳥だね
人混みへ行くと、周りの様子が気になってしまって…
周りの様子が気になるのであれば、オススメはメガネをかけることです。メガネのフレームによって視野が狭まり、レンズから見える範囲だけ意識すればいいので、疲れを半減できます。普段コンタクトの人は、ぜびメガネにチェンジしてみてください。
私も以前まで、外出中はコンタクト一択でしたが、試しにメガネに変えてみました
最初は、やはりフレームが邪魔に感じます。「やっぱりコンタクト一択だな」と感じたのですが!
慣れてくると、コンタクトに比べ、目の疲れが感じにくくなりました。楽になってきた体験をしてから、もうずっとメガネライフを送っています。目が悪くないという人は、伊達メガネも大丈夫かと。
もうひとつの方法は、できるかぎり遠くの方を見ることです。この効果としては、すれ違う人の様子がさほど気にならなくなります。
と言うのも、私の場合、特に人混みだと、すれ違う人の顔つき、話し声、服装、雰囲気などが気になってしまうのです。その情報から
「この人はこういうタイプなのかな」
「カバンのキーホルダーからして〇〇が好きなのかな」
「このカラーコーディネイトいいな」
などいろいろなことを無意識で吸収してしまうのです。
人が多いと近くの人の様子まで気になってしまうため、人混みでは、「できるかぎり遠くの方を見る」方法をよく使っています。
遠くを見すぎて、近くの人とぶつからないように気をつけてくださいね
満員電車の時はどうしたらいいの?人も多いし、身動きも取れないし…
全く身動きが取れず、どうにもならない時もありますよね。その時は目を瞑るのが一番です。周りの視覚情報を一気にシャットダウンできます。
手軽なスマホに目を向ける方法もありますが、これはあまりオススメしません。周囲から様々な刺激を受けつつ、スマホからの情報もインプットしている状況は、神経を余計に疲れさせてしまいます。
私は瞑想する時間だと割り切っています
外出中に疲れを感じやすいのだが…
無理せずに帰宅するか、その場を離れるのが一番いいですが、仕事中だったり、誰かと一緒だとそう簡単に帰れない時もありますよね。
そういう時は、トイレの個室へ行きましょう。
え?!なぜトイレなのだ?!
外出先で一人の時間をつくることは難しいです。唯一、一人の時間をつくれるとしたら、「トイレの個室」です。
疲れを感じているのは、ご自身のキャパオーバーの知らせです。ウルトラマンでいうところのカラータイマーがピカピカ点滅しているイメージです。
これなら自然にできそうだな
もっと気軽にリフレッシュしたい時にオススメな方法が、「香り」の効果です。お気に入りのアロマを持ち歩き、疲れた時に香りを嗅ぐのです。ハンカチや台紙に香りを染み込ませておいて、カバンに忍ばせておけば、いつでも気持ちをリフレッシュできますよ。
また、お気に入りの香りがするハンドクリームを塗るのも自然でいいかもしれませんね。
ただ、香り関連で気をつけたいのは、自分は良い香りだと思っていても、他人はそう思わない場合です。香りを身につける際は、人とある程度、距離をとってからつけることをオススメします。
以前、私は職場で、隣の人がつけているハンドクリームの香りが苦手で…
「その香りが苦手です」なんて言えるわけもなく、その人がハンドクリームをつけ始め、しばらくしてから席を離れたりしていました。
席替えして欲しいとも言いづらいしなぁ
他にスマートな言い方も思い浮かばないので、たまに、飲み物を飲むフリをして、鼻をガードしてみたり
気苦労だな、お疲れさま
おそらく、HSPさんの中には、自分の意見を伝えることが苦手な人もいることでしょう。どうにもならない刺激から逃げるというのも、対策のひとつとして有効です。
雑踏から離れた自然環境が身近にあるといいですが、なかなか難しいという方もいることでしょう。そんな時に一番カンタンにできる方法があります。それは自然環境の音を空間に流すことです。たとえば、
- 川のせせらぎ
- 鳥の鳴く声
- 焚き火
- 波の音
- 鈴虫の鳴き声
などがあります。今はYouTubeで検索をかけると、映像と一緒に自然の音を感じれる手段があります。ただそれを眺めて、ぼーっとしてあげるだけでも、気持ちがほぐれますよ。
私は気に入った動画をお気に入り登録して、ネイチャー音楽専用のリストを作っています。
就寝前などに流すとリラックス効果抜群ですよ
普段はシャワーで済ませてしまうという方も、疲れた時こそ「湯船」に入る方法を試してみてください。シャワーだけとは違い、温かい湯船にゆっくりと入ることで、日中に緊張だらけでこわばっていた身体をリラックスさせることができます。
湯船か〜ちょっとめんどうかな
お湯に入る時間もないという方は、足湯をするだけでもほっこりできます。特に冷え対策には効果があります。
バスタイムが楽しく感じるには、お気に入りの入浴剤を見つけたり、湯船に入りながら読書するなどご自身の楽しみをつくると長続きします。
私の場合、新しいアイディアが思いつきやすいタイミングです
HSPは疲れやすい気質だとわかった上で、その疲れの原因・ストレスを軽減させることも考えてみましょう。仕事や人間関係においても、HSPは非HSPに比べてストレスを受けやすい傾向があるとされています。
たとえば、仕事量が多くてストレスがあれば、作業を工夫する方法もあります。作業量が多くて優先順位をつけることが難しく、マルチタスクが苦手とされるHSPには、その対策を試してみてはいかがでしょうか?
作業を工夫してみても、もうしんどい…
という方はHSP気質を活かした仕事を探すことを意識してみてはいかがでしょうか?意外と気質に合っていない仕事をしている可能性もあります。
どちらかと言うと、対人関係でストレスがあるな…
仕事以外でも、人間関係のストレスも疲れに関わる大きな要因のひとつです。職場の人間関係、ママ友、クラスメイト、親戚などなど
HSPにとって、人間関係のモヤモヤを内に溜め込んでしまって疲れていることが多いはず。人間関係も見直してみましょう。
私は対人関係で、人の声色、表情、雰囲気などから様々なことを想像して気疲れしてしまいます
人に話すことや紙に書き出してアウトプットする方法をぜひ試して欲しいです。気持ちを言語化することで、改めて自分の考えに気づけるからです。
気持ちをスッキリとさせてくれることはもちろん、次にどうしたらいいのか俯瞰してみることができます。
HSPは刺激を受けやすい分、まずはご自身に合った疲れを取る方法を見つけることが大切です。疲れに合わせた対策や気持ちをリセット・リフレッシュできる方法を探ってみましょう。
気軽にできそうなことから始めてみるといいですよ
合わないと思ったら、また別の方法を探してみればいいのです。自分自身が快適だと思える方法が見つかると、暮らしやすくなりますよ。
- 情報から離れる
- 音をシャットアウト
- 視野を狭める
- 一人の時間をつくる
- 気持ちを切り替える
- 自然環境をつくる
- 湯船に入る