HSP診断やってみたけど、質問項目のニュアンスが、自分の感覚に該当してるのか微妙だなぁ。
HSPは病名ではないし、自己診断となってしまうから悩むよね。
最近、HSPというワードが認知されつつあり、気軽に診断テストができるサイトもありますね。ですが、診断してみたものの、本当に自分はHSPか判断に困ることはありませんか?
・HSP診断受けてみたけど、この感覚はちょっと大げさかな?
・この程度でHSPなのかな…
・似た感覚の人っているのかな?
・HSP気質の人の感覚ってどういうことなの?
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私も最初、HSP気質というものに少し疑りを持っていた一人です
半信半疑で診断も受けてみましたが、質問に対して、自分の感覚をカウントしていいのか悩んでいた時がありました。「これくらい、よくあることなんじゃ…」と。
結論、感じ方は人それぞれです。全て一致することはなくても、「その感覚少しわかるかも…」、「ちょっと似てるかも?」という程度の共感できるポイントがあれば、私はカウントしていました。
ですが、ほとんどのHSP診断は「その傾向があるかも」というものです。
アーロン博士は、さらに「DOES」という4つの項目に全て該当すればHSPだと言い切っています。
まずは、「DOES」全てに当てはまるかチェックしてみましょう。
- Depth of processing:深く処理する
- being easily Overstimulated:過剰に刺激を受けやすい
- being both Emotionally reactive generally and having high Empathy in particular:全体的に感情の反応が強く、特に共感力が高い
- being aware of Subtle Stimuli:些細な刺激を察知する
ただ、ひとつ勘違いされて欲しくないのは、結果がHSPだったとしても、何かある度に「私はHSPだから」と自分の可能性を制限したり、相手にまで配慮を強要することではないと考えています。
あくまでも、自分の気質を受け入れ、不安なことに対してどう付き合っていくかを考えるきっかけのひとつとしての認識が大切です。
私は結果、HSPであることがわかって、気持ちが楽になり、不安事の対策へ目を向けることができました
HSP気質の特徴は様々あります。ここでは、私が普段体験している気質の特徴を3つに絞りました。
- においに敏感
- 音に敏感
- 人の話に共感、影響を受けやすい
一番わかりやすいのが、満員電車です。おそらく、多くの人が好きではないでしょうね。他人と近距離になるため、乗り合わせた人の香水や体臭が余計に気になります。電車の揺れもあって、頭痛や吐き気を感じることもしばしば。
会社の最寄駅に着く頃には、一仕事終わったくらいに疲れきっている状態です。すぐ職場へ向かうことができず、近隣の公園や施設のトイレを借りて、一呼吸おいてからでないと出勤することができませんでした。
ひ〜!
落ち武者みたいな状態なんだね…!お疲れさま!
落ち武者…。
とにかく、満員電車は大の苦手なので、気持ちを整える時間も含めて早めに出勤してたよ。
誰でも大きな音には驚くと思いますが、ちょっとした音も気になります。生活音ですと、冷蔵庫の待機音をはじめ、換気扇やエアコンの音などがあります。
さらに、街へ出かけると、騒音だらけで大変です。改札機を通る時、ピッという音の大きさや大型ビルの前を通ると感じる音に反応してしまいます。表現が難しいのですが、キーンとするような、ジリジリするような音です。
調べてみると、ビルや駐車場の入口に害虫、野良猫、ネズミ避け対策の周波数を流している所もあるようです。
へ〜。そういう音も聞こえちゃうのは疲れるねー
誰かと一緒に行った時に確認してみるといいよ。
自分には聞こえるのに、相手は全然聞こえず、平気な人もいるよ。
これは、自分の事かの様に感じるところがあります。
例えば、
- 悲しいことがあった友人の話を聞いて、涙目になってしまう。
- 映画館へ行き、鑑賞後、映画の世界観の余韻がなかなか冷めず、すぐに立ち上がれない。
- 相手が第三者のことで怒っているのに、自分が怒られている様な感覚になる。
などです。
あ〜感情移入しちゃう時あるかも!
負の感情の影響を受けそうな時は、要注意だね。
なるべく、相手との気持ちの境界線を引くイメージを持つようになったよ。
正直、どこまでがHSP気質によるものなのか、判断が難しいです。HSPは病名ではないため、性格の一部・気質として認識されており、判断も自己判断となるため、あやふやではりあります。
ですが、私は「これもHSP気質の一部なんだ」という視点で受け入れると、気持ちが楽になりました
大事なことは、この気質を受け入れ、どう対処していくかです。この気質にあぐらをかくことではありません。
また、非HSPさんから見ると、「甘え」「気持ちの持ちよう」などと感じる事かもしれません。「HSPってこんなに辛いことがあるから大変なんです」というアピールではなく、非HSPさんの持つ考え方では乗り越えられず、どうしてもモヤモヤしてしまう人もいるんだ程度の認識を持っていただけると幸いです。
HSP気質を受け入れた本人が、「○○は不安だから、こうして欲しい」など要望がある時に、耳を傾けてくれるだけでもHSPさんは安心できます。
(これが強要の類に捉えられると心苦しいのですが…)
この気質を受け入れるか悩める人は、まずは「DOES」のチェックをしてみましょう。HSP気質が濃厚なのか、その傾向があるだけなのかだけでもハッキリさせることができますよ。