
仕事でいろいろ頼まれると、焦ってパニックになるんだ。やることが多くて、何から手をつけていいのか、わからなくなるんだよね…

頭が真っ白になって、思考停止してしまうの…

HSPだけど、マルチタスクは得意だよ
多くのHSPさんはマルチタスクが苦手な傾向にあるようです。中には、得意な方もいらっしゃるようですね。今回はマルチタスクが苦手な人へ向けた内容をお届けします。

実は、私もマルチタスクが苦手です。
特に仕事中、頭をフル回転させている割には、いろいろなことが中途半端になりがちです。気持ちだけ焦る一方で、毎日、疲れきっていました。そのため、ますます自己嫌悪に陥るという悪循環の日々です。

こんな日々から脱却したい!
そう思い立ち、さまざまな方法を試した結果、たどり着いた方法をご紹介します。

そもそも、なぜHSP気質の人が、マルチタスクが苦手な傾向が多いのかというと、HSPの特徴である【DOES】にも関わりがあります。その特徴のひとつである、『物事を深く処理する能力』による影響が大きいです。
カンタンに言うと、さまざまな可能性を考慮して、判断に時間がかかるためです。あらゆるタスクを処理するには、時間配分と段取りする判断が必要になります。

確かにそうかも!一度にアレもコレもとお願いされると、何から始めたらいいかわからなくなるな

ひとつずつ、丁寧に処理したいな
仕事でマルチタスクを求められるのであれば、マルチタスクのない仕事へ転職する手もあります。

そう簡単に転職なんてできないよ
そういう方でも、今から改善できる方法があります。

今よりマルチタスクをこなせるようにする方法は、ToDoリストを作ることです。

なんだ…そんなこと?
ToDoリストを作るにあたり、参考にした一冊をご紹介します。

どういう本なの?
著書は精神科医であり、ご自身もアスペルガーで苦労を乗り越えた経験があるそうです。この本では、HSPが抱える不安なことに対して、快適に暮らすために必要な習慣について紹介しています。

HSP特有の不安や苦痛を和らげる方法が多数、紹介されているので参考になりますよ
そこで、この本書でも紹介されている、『習慣化するテクニック』のひつとである、「ToDoリストの習慣」を実際にやってみることに!
ToDoリストを作成するにあたって、ルールが3つありますが、詳しくは本書をご覧ください。


恥ずかしながら、私はこれまでToDoリストを何度も作成してみましたが、うまく処理しきれていませんでした
これまで、なぜうまくできなかったのか…本書を読み、やっとその理由がわかりました!
それは、「スケジュール」と「ToDo」を一緒に考えているからかもしれません。
「医者が教えるHSP対策 繊細な人が快適に暮らすための習慣」
西脇俊二(著)KADOKAWA出版

目からウロコ…!!
そうです、「スケジュール」と「ToDo」を分けて整理することが重要です。
さらに、タスクを5つに絞り、優先順位をつけると言うではありませんか。

これが意外と難しい…ついつい、スケジュールのことまで書いてしまいそうになります
最初は優先順位をつけることが難しかったのですが、毎日続けていく内に、自然とスケジュールとToDoを分けて書けるようになりました。
ToDoリスト作成時、最初はメモ用紙に書いていましたが、一週間まとめて把握したいと思い始めました。そこで、自分でA4サイズのオリジナルテンプレートを作ってみることにしました。


え…わざわざ作ったの?!

カタチから入るタイプだね?

数日間続けてみて、自分に合った続けられる工夫も必要かなと感じたよ
では、この我流テンプレートの使い方を解説します。
15つ書き出します。

2□の左側にタスクの優先順位を書いていきます。

3タスクが完了したら、□にチェックを入れます。

メモ欄には、気になっていること、調べることなどを書いています。フセンに書くと、翌週もそのフセンを貼り替えるだけなのでラクラクです。

ここまでしなくても、タスク毎にフセンやカードに書いて、それを並び替えてもいいかな?

その方法もいいと思うよ。私の場合、フセンはすぐ剥がれてしまうし、カードは場所を取るし邪魔に感じてしまったので、この方法に辿りついたよ。
とは言うものの、仕事で使うならフセンの方が効率的かもしれません。PC画面の端に貼ったりすると、場所は取りませんしね。
カードは、壁にマスキングテーブで貼り、タスクが終わったカードを捨てる方法でやってみた時期もありました。
ですが、同じ壁に貼る方法を取るなら、やっぱり一週間まとめて把握したかったので、このテンプレートに落ちついたということです。

このテンプレートであれば、『Doing&Done』リストとして、併用して使うことができます!
また、手帳に書き込むことも考えましたが、すぐ目につくことを第一に考え、この方法も見送りました。改善点が出たら、またアップデートしていこうと思います。
- 頭の中を整理できる
- 目につくところに貼って、完了度が明確になる
- 達成感がある
紙に書き出すメリットは、頭の中にあることが整理できる点です。頭の中でアレコレと考えていても、書き出すと意外とそんなにやることは多くないことに気づきました。
また、目につく所に貼っておくと、完了度が一目瞭然です。

終わったタスクのチェックマークを見ると達成感がありますよ
- A4サイズだと少し大きくて持ち歩けない
デメリットは、持ち歩けないことでしょうか。紙に書いて、その日のタスク部分を写真に撮り、携帯から見れるようにしてもいいかもしれませんね。
その点を考慮すると、手帳の方がいいかもしれません。そういう時間もないという方は、スマホやPCのメモアプリに入力してみる方法もあります。

これまで、ひたすらタスクを書き出しては、こんなにやるのか…とげんなりしていました。今回タスクを5つに絞り、優先順位をつける方法を実践してみて、確かに効果があるように感じます。タスクを厳選し、優先順位をつけると、今やるべきことが明確になるからです。
- 「スケジュール」と「ToDo」を分けて書き出す
- 一日でやることを5つ書き出す
- 書き出したタスクに優先順位をつける
- タスクが完了したら、チェックを入れる
メモ帳に5つ書き出して優先順位をつけるだけなので、だいぶ気軽に挑戦できます。

忙しければ、3つでもいいような気がします。多くても5つまで、くらいの意識の方が楽に取り組めますよ
私の場合、お気に入りのテンプレートがあることで、モチベーションが上がり、続けられるような気がしました。
そして、もっと詳しく知りたいと言う方やマルチタスクに苦手意識のある方は、ぜひ本書をご覧になって、様々な習慣に挑戦してみてはいかがでしょうか。