職場で泣きたくないのに、我慢できずに泣いてしまう
すぐ泣くと周りから「また?」って思われているかも…
なんですぐ泣いてしまうんだろう…
大人になって人前で泣くと、「みっともない・恥ずかしい・甘えている」 と思われているのではないかと気になっていませんか?
実は私も小さい頃から、よく泣いてしまうタイプです
涙もろい自分を責めてしまい、自己嫌悪になってしまうんですよね。なぜこんなにすぐ泣いてしまうのか?
ずばり!涙もろいのは、HSP特有の気質が影響している可能性も!なぜなら、私が実際に体験したことを掘り下げてみると、発見がありました。ず〜っと自問自答の日々でしたが、HSPの気質を知って納得。
この記事では、私の体験談もまじえながら、実際に行っている対処法も一緒にご紹介します。最後までご覧いただくと、すぐ泣く自分を責めることがなくなりますよ。
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HSPの気質をご存知でしょうか。ざっくり言うと「些細なことに敏感」と言われますが、その中でも【DOES】ダズと呼ばれる要素に注目です。
- 深い処理ができる(Depth of processing)
- 刺激に敏感(Overstimulation)
- 感情の反応が強く、共感力が高い(Emotionally reactive and high Empathy)
- 些細なことに気づく(Sensing the subtle)
私の経験上、涙もろくなるなるのは【DOES】のうち、特にこの【O】と【E】が反応してしまいます
とにかく刺激を受けやすいHSP。たとえば、人の視線があるなかで作業するだけでも、本領を発揮することができません。それがプレッシャーとなり、まるでハリネズミがトゲを逆立てているかのような状況です。
突然ですが、私は計算が苦手です
え?急になになに?!
小学生の頃、算数の授業でわからない人だけ黒板の前に集められることがありました。個別授業のようなものでしょうか?
数人集まり、先生がわかりやすく噛みくだいて教え、理解できた子から席に戻っていくシステムでした。私はほぼ毎回、最後まで残るタイプ。噛みくだいて教えてもらっても、サッパリわからず、涙目に。
めっちゃ泣くの耐えてる…!
先生に指名されて答えられない時も、涙目になっていたよ
「わからない自分ってダメなんだ…」という気持ちと周りから注目されるプレッシャーで、声も出なくなり、よく泣きやすい子でした。
HSPは相手の気持ちに敏感に反応しやすいアンテナがあります。わかりやすい例として、映画やドラマを観るとよく泣いてしまう傾向が多いです。
わかる〜登場人物に共感しちゃうんだよね
他には「ニュース」や「友人との会話」など。相手の気持ちに寄り添いすぎてしまうため、自分の身に起こっているかのような感覚になります。相手の心境に共感しすぎて、涙もろくなるのです。
きっとこんな気持ちだったんだろうな、と想像しちゃいます
もっと具体的な体験談を話します。新社会人になった頃に、仕事でミスをしてしまい、また涙目になってしまった時のことです。それに気づいた先輩から「甘えるなよ」と言われ、余計にショックを受けました。
当時は、自分がミスしたことへの自己嫌悪と同時に、先輩が怒っているのだと感じたのです。心のシャッターを閉めたのは言うまでもありません。
相手の感情に強く反応してしまったパターンです
それからは、人前では泣かないように意識してきましたが、当然キツイ時もあります。前職で何度もデザインのやり直しがあった時、「自分には向いてないんだな…」と感じていました。
今思うと修正のやり直しは、デザイナーあるあるですね
当時は、「デザインの否定」=「自分も否定」されている感覚でした。それがつらくてガマンできずに、帰り道に泣いて帰ることも。
豆腐メンタル…
このように、些細な一言を重く受けとめてしまう傾向が強いHSP。さらに、自己嫌悪に陥ると自分を責めがちです。
こんな涙もろいと社会でやっていけないんじゃ…
大丈夫だよ!昔からこんなにすぐ泣く私でも、今はよっぽどのことがない限り、人前で泣くことはなくなったよ
これからご紹介する4つの方法を試してみてください。どれも手軽にできることです!
HSPの気質を活かして、カンタンに泣ける方法があります。それは、人前で泣かない代わりに、日頃から別の環境を作って泣くのです。
私は、映画やドラマを見て泣くようにしています。
他に漫画や小説でも、泣ける作品に出会えると重宝しますね。王道ですが漫画ワンピースのチョッパーの話は泣けます。
だいぶ前じゃないか?!
HSPの「共感力の高さ」を活かし、作品の世界観に浸って、好きなだけ泣きましょう!
あくまでもイメージですが、涙をためるタンクを満杯にしないようにしています。
時々、タンクの中を空にする
↓
人前で泣きそうになった時、ガマンした涙を溜められるようにする
こんなイメージで適度に泣いてストレス発散します
「あの時、ああ言えばよかった」って後から思うんだよね
私も言いたいことが言えない自分を責めてしまうことがあります。そんな自分が悔しくて、涙してしまうことも。
気持ちを出せないのは、いろいろ考えしまうからです。相手の感情に反応しやすく、言葉を選んでいる最中、会話が進んでしまって結局言いたいことが言えずに終わる。。。
ここで溜まったモヤモヤを解消するには、気持ちを紙に書いて発散しています。気持ちを出すというアウトプットが苦手なHSPにとって、この方法はとても有効です。
紙に書き出しても、まだまだモヤモヤする…
そんな時は、人に話を聞いてもらう方法もあります。
家族や気心の知れた友人など、話しやすい人に聞いてもらえると気持ちがスッキリします。人と話すメリットは、自分の気持ちに気づけることはもちろん、相手との対話のなかで新たな視点が見えることです。
身近な人には話せないこともあるよ…
気軽に話す環境がないという方は、第三者が悩みを聞いてくれるサービスもあるので、ご自身が一番話しやすい環境で話を聞いてもらいましょう。
今なら『ココナラ』というサービスを使う方法もありますよ
おもしろすぎて、涙が出るという体験をしたことはありますか?「箸が転んでもおかしいお年頃」という言葉がありますが、大人になるにつれ、普段の生活では少なくなってくるもの。「涙が出るほど笑う」という体験は貴重だと気づきました。
そう言われと、最近は「おもしろくて笑う」止まりかもなぁ
実はこの「涙が出るくらい笑う」が一番、スッキリできます!
普段の生活でなかなかそこまで笑うのは難しくない?
そこで役立つのが、「お笑い番組」や「バラエティ番組」です。コント・漫才・トーク番組などの力を借りて、「笑いの時間」をたまにとっています。
お気に入りの芸人さんが見つかると、心強いですね
「涙が出るほど笑う」という体験の効果を一番感じたのは、劇場型です。
舞台の上に立ち、笑わせてくれる芸人さんとそれを観客席から見て笑う観客たち。
周りの笑いによる相乗効果もあって、涙が出るほど笑う体験ができます。
よくバラエティ番組で、笑い声が入っていることが多いですが、あれを生で体験できるのは劇場だけ。たくさん泣いて笑うことができて、一石二鳥です。
地方に劇場がないという方は、都市部へ観光した際にぜひ体験してみてください!
泣くこと自体は悪いことではありません。泣くことでストレス発散できると言われています。
まず一番できることは、人前でも泣いてしまう自分を責めるのはやめましょう。
自己否定は負のループです
HSP特有の気質が反応してしまうため、なるべく刺激しないのが一番です。ですが、現実はなかなか、うまくいかない時もあります。
そんな日に対応できるようにするためにも、ご紹介した方法を試してみてください。日頃から別の環境を作って泣いたり、思わず泣きそうな時は気持ちをアウトプットしてみることから始めるといいですよ。
- たまに泣く
- 気持ちを出す
- 話を聞いてもらう
- 泣くほど笑う