HSP診断やってみたけど、半信半疑
DOESってなに?
こんにちは、はねです。
HSP診断はセルフチェックによるものであり、その傾向があるかもしれないとされています。
HSPは病名ではないため、セルフチェックだけでは、本当にHSPか疑問になりますよね。
そんな方は、ぜひ【DOES(ダズ)】をチェックしてみてください。
好きなところから読む
【DOES】とは、HSPの大きな特徴4つの項目の頭文字を合わせたネーミングです。チェック方法は特徴4つ全てに該当することです。このDOESに該当する方が、よりHSP濃度が高めであると言えます。
アーロン博士によると、【DOES】と呼ばれる4つの項目に全て該当すれば、HSPの可能性が濃厚だと言い切っているほどです。
であれば、セルフチェックは、「HSPの傾向があるかも」診断だと考え、DOESの方が、よりHSP判断に近いものではないでしょうか。
- 深い処理ができる(Depth of processing)
- 刺激に敏感(Overstimulation)
- 感情の反応が強く、共感力が高い(Emotionally reactive and high Empathy)
- 些細なことに気づく(Sensing the subtle)
4つ全て当てはまるのがポイントだね
この項目だけでは「?」ですよね。具体的な例をあげて解説しますので、ご安心ください。
まず、この4項目は、多少個人差があります。刺激を感じる辺りでは、感じ方は人それぞれです。感覚を察知する辺りも、聴覚が鋭い人もいれば、嗅覚が鋭い人もいます。
全て該当したからと言って、凹むことはありません。それぞれ、自分にあった対処法を身につければいいだけです。
それでは、一つずつ詳しくみていきましょう。該当するかチェックしながらご覧ください。
- 深い質問をする
- 様々な可能性を考えて、なかなか決断できない
- 行動に移すのに時間がかかる
- 物事を深くとらえたり、考える
何事もじっくり考えてしまう傾向があります。人生とは?生きるとは?といった哲学的なことから頭でいろいろ考えてしまうあまり、行動するまでの時間がかかりすぎてしまいます。
たとえば、マルチタスクが苦手な傾向があったり、「あの人はなぜ、あんな事を言ったのか?」「あの出来事は、きっとこんな意味があるに違いない」と考えることも多いです。
私がよくあるのは、「これから買い物に行きたいのに、雨が降りそうだから傘を持つか?折り畳み傘にするか大きめの傘にするか…でも買い物へ行くのに荷物が増えても嫌だし、やっぱり降水確率を見てからにするか…」などがあります。起こっていないのに、これから起こりうる、いろいろなパターンを考えてしまうことがあります。
不規則な数字の配列を覚える時も、ゴロ合わせを使ったり、3桁ずつ意味合いをつけて覚えるなど、処理に工夫を凝らしています
- 人に見られながらの仕事ができない
- 一人になる時間が必要
- 暑い、寒い、服の素材がチクチクする、急な雨で髪が濡れるなどで文句を言う
- 大きな音が苦手
刺激に関しては、個人差が出やすい項目となります。私の場合、外部から受ける刺激にとても敏感です。
たとえば、仕事で先輩からレクチャーを受ける時など、人の視線がある中で作業すると、とても緊張してしまいます。普段は割とスムーズなタイピングも、人の視線があるだけで、タイピングミスを連発していました。
幼い時は、親が買ってくれる服も、チクチクするという理由で、一度袖を通しただけで、全く着なかったことを思い出しました。
アーロン博士は、「この項目が一番ネガティブな特徴だけれど、人よりも多くの休息とり、対処法を備えることができれば問題ない」とされています。
自分にあった、緩和法を知ることが大事だね
- 友人の悲しい話を聞いて、自分も同じ気持ちになって泣いてしまう
- 映画で刺激が強いと、その後なかなか立ち上がれずに、感情を引きずる
- スポーツ観戦をして、選手が勝ったり負けたりする姿を見て、涙目になる
多くの人が共感力を壁とするならば、私の場合は、ラップのような非常に薄い壁です。人が体験したことを聞いたり、観たりするだけで、自分にも同じ出来事があったかのような感覚になります。職場で他人が叱られている場面になると、自分まで気持ちが凹んでくるのが、まさにこの状態です。
そんな時は、極力その場や席を離れるようにしています。
このように感じるのは、脳のミラーニューロンも関係しています。ミラーニューロンとは、他人の行動を見ているだけなのに、自分自身も同じように行動しているかのように感じる脳の神経細胞のことです。
この反応が非HSPに比べて、HSPはより活性化する傾向にあると、アーロン博士は説いています。
- 他人は気にならない小さな音や匂いに敏感
- 人の外見や様子の変化に気づきやすい
- 人の声のトーンや表情から、感じ取りやすい
この項目も五感による鋭さで個人差が出やすいです。私の場合は、聴覚・嗅覚が刺激に敏感です。
隣にいる人の香水やハンドクリームに匂いで気持ちが悪くなることがあります。電車で乗り合わせた人の中で、匂いが敏感になった時は、席を離れたり、車両を変えたりして対処しています。
職場の同僚が髪型を変えた日に話しかけたところ、「誰も気づいてくれなかったから嬉しい!」と言われたことがありました。また、会話中に声のトーンが変わると、「何か変なこと言ったかな?」と不安になる事もあります。逆も然りです。
さて、DOESの4つにチェックはつきましたか?もし全てにチェックがついて、HSP濃度が高めでも心配は入りません。ご自身にあった対処法を身につければ、日々の不安要素を緩和することができるからです。
- HSPの大きな特徴4つの頭文字を取ったネーミング
- 特徴4つの項目に全て該当すれば、HSPの可能性が濃厚
- 一つでも当てはまらなければ、HSPではない
- セルフチェック診断とDOESのどちらも該当する箇所が多ければ、HSPの可能性が高い
▼HSPの大きな特徴
- 深い処理ができる(Depth of processing)
- 刺激に敏感(Overstimulation)
- 感情の反応が強く、共感力が高い(Emotionally reactive and high Empathy)
- 些細なことに気づく(Sensing the subtle)
HSPの判断基準が、「音に敏感」「光に敏感」など感覚による情報が多いですが、基本的な判断基準は、このDOESに該当するかどうかです。感覚的な部分は個人差があるところではありますが、定義を知っているだけでも、情報整理しやすくなります。