人が集まる飲み会や友人と会って、楽しかったけど、家に帰ってくると、一人反省会しちゃって…
すぐ疲れやすくて、「疲れた〜」って言っちゃうんだけど、友達から「こっちまで疲れてくるからそんなこと言わないで」って言われちゃって…疲れやすい自分が変なのかな…
実は三人以上の雑談が苦手なんだよなぁ…
同じく心当たりあるよ
もしかして、HSP気質の影響だったりしないかな?
今回は、私がなぜHSPだとわかったのかをお話します。
私はこれまで、転職を幾度となく繰り返していました。
ほとんどは、人間関係が原因だと考えられますが、そもそも、昔から人付き合いが苦手です。
他人の気持ちに敏感になってしまい、気疲れしてしまうからです。
他人とうまくやっていけない自分に問題があるのだと思い、自己啓発本を読んで実行してみても、効果はイマイチでした。
社交性を磨こうと、初対面が集まる場所へ行きましたが、帰ってくると、疲労感と自己嫌悪に陥り、苦しさが募るばかりの日々を送っていました。
ある日、仕事に行きたくない日々が続きました。
「仕事をしないと食べていけないのだから」と自分に言い聞かせ、出社しました。
勤務中しばらくすると、急に虚無感でいっぱいになり、涙目になっていたのです。
いよいよこれはおかしい…まさか、うつ病…?!
ネット検索し、症状からすると、うつ病の傾向あり…。
ですが、病院へ行く勇気もなく、とりあえず書店へ向かうことにしました。
うつ病についての本を読んでみようと思い、関連エリアで物色していたことろ、一冊の本と出会いました。
その本に書かれていた症状が、ほとんど自分の感じていた内容だったのです。
それがHSPということだと初めて知り、衝撃を受けました。
HSP気質はうつと間違われやすく、うつにもなりやすい傾向があるようですが、病気じゃなかったという安心感を持てました。
また、人間関係が苦手な要因のひとつに、細かいことにまで意識がいき、疲れていたなんて思いもしませんでした。
これまで無意識レベルで神経を張り巡らせていることを初めて知ったのです。
今まで、「気の持ちよう」「考えすぎ」などと言われてきました。
その考え方ではうまく乗り越えることができなかった苦しみは、この気質が原因だったことで納得でき、光が差したような感覚だったのを覚えています。
好きなところから読む
まだ当時は、今ほどHSP関連の情報や書籍も少ないため、半信半疑でした。
診断は自己判断によるものですし、病名ではない為、時には判断に悩むこともありました。
その時の気分は当てはまるけど、時間をおいて再診断すると該当しない場合もあります。
また、周囲に「自分はHSPかもしれない」と打ち明けても、なかなか理解されず、「自分の性格をHSPに寄せてるんじゃないの」と言われたこともありました。
人の意見に影響されやすい気質のため、「そうなのかも…」と思いましたが、数ヶ月毎にHSP診断をしてみたところ、私の場合、該当箇所がほぼ変わらず、割と多めでした。
ここまでくると、この気質を受け入れ、うまく対処していった方が、自分の気持ちが楽になるのでは…?と考えるようになりました。
だからといって、何でも「HSPだから」という理由にする訳ではありません。
自己理解につなげる要素のひとつだと考えています。
非HSPさんは、HSP特有の感覚がわかりません。
体験した人だからわかる感覚・感情をどんなに説明しても、理解が難しい場合もあります。
非HSPさんの「それなら、こうしたらいいのに」というアドバイスが、HSP当事者には、難しい助言に聞こえる時もあるのです。
それができていたら、ここまで悩んでないよ…
できない自分が情けなく感じる…
世の中、多くの人がHSPさんに対して、優しいとは限りません。
そのために、自分を守る術を身につけるのです。
私はこの気質を限られた人達にしか話していません。
話して大丈夫そうかもと、思った人だけに話しています。
その場合、具体的に話します。
「○○されると△△と感じる」
「○○する時、自分はこう感じるから△△して欲しい」
など。
中には、非HSPさんから「めんどくさい人」「神経質な人」と思われることもあるかと思います。
それは仕方無いです。
前述しましたが、そういう人もいます。
その時は、「この人はそう考える人なんだ」と現実を受け入れることにしています。
非HSPさんを否定するのではなく、そういう現実を受け入れる気持ちへ、シフトしていくのです。
うーん…なんだか難しそう…
自分の事を理解してもらえてないみたいで、悲しいな
家族や親しくなりたいと思っている相手ならば、尚更、そう感じてしまいますよね。
ですが、無理に公表せず、相手のHSPへの理解度を徐々に見てから、打ち明けても良いのではないでしょうか。
適度な距離を取れば、お互いに苦い思いをしないで済むはずです。
診断が全てではありませんが、それで気持ちが救われる人もいます。
今後、より快適に暮らせるポイントが知れただけでもラッキーなことです。
不安の原因がわかったからこそ、立ち向かう術を備えればいいだけなのです。
過去の苦しかった出来事は変えることは出来ませんが、この気質を知り、あの時なぜ辛かったのか原因がわかると納得ができます。
納得できると、この気質を受け入れることができるはずです。
大切なことは、気質を受け入れ、そこに甘んじるのではなく、気質の対策をすることだと感じています。
そうやって、自分の取説を整えていく気持ちでいます。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。