転職回数が多くて、次の転職でマイナスに見られないかな?
こんなに転職して、社会不適合者じゃないかって考えちゃうな
こんにちは、はねです。
実は、私も6回転職を経験してきました。
生活費も稼がなくていけないし、なかなか辞めることができませんでした。その内、身体に不調が出て辞めることに。
次の仕事も焦って、妥協した職場でうまくいかず…。我慢して働いていると、また身体に異変が出て、辞めてしまうという負のループにハマっていたのです。
こんな経験を繰り返していましたが!
転職した回数なんて、関係ありません!
なぜなら、一度、じっくり立ち止まり、あらゆるしがらみを捨ててみたところ、現在7社目で理想の働き方を継続しているからです。
この記事では、転職回数の多いHSPさんへ、気質を活かした働き方を見つけるヒントとなる内容をお届けします。
この記事を読むことで、ご自身の特性とHSPの気質を活かした働き方が見えてきます。
先に結論を言うと、転職を繰り返してしまう理由を理解し、自分で納得のいく働き方ができれば、おのずと転職する回数は減ります。
なぜ、HSPは転職する回数が多くなってしまうのでしょうか。それには、HSP気質がおちいりやすい理由が3つあります。
- 人間関係
- 仕事内容
- 職場の環境
それでは、悩みがちなポイントをひとつずつ具体的にみていきましょう。
職場の同僚や上司と関係があまりよくない場合や苦手な人がいる。すでに、派閥やグループが出来上がっている職場での人間関係に気疲れてしてしまう。もしくは、話やすい人がいないため、孤立感を感じてしまうということはありませんか。
職場なので、友達づくりをするところではありません。ですが、働くためとはいえ、良好なコミュニケーションが築ける方が良いです。
一人でも、話やすい人や自分と似たような人がいるだけでも違います
話しやすい人がいれば、味方がいるって思えるね
ノルマやマルチタスクを求められる仕事内容ではありませんか。HSPはマルチタスクが苦手な人が多い傾向があります。
それは、物事をじっくり処理する特性があるからです。そのため、急かされたりするような仕事は、苦手に感じてしまいます。ある程度のストレスはつきものですが、ご自身のキャパオーバーするほどのストレスであれば、一度見直した方が良さそうです。
ストレス溜めすぎて、身体に異常が出てきらイエローカードだね
職場の環境が、昔ながらの風習や体育会系のような環境が苦手です。毎日、誰かが叱責を浴びているような環境は誰でも嫌ですよね。特にHSPは、気質の特性である「共感力」センサーが反応して、自分も怒られている感覚におちいりやすいです。
また、他人の目が気になるような環境もHSPには不向きです。誰から監視されているような環境では、仕事に集中できません。
たとえば、電話応対で周りの人が聞き耳を立てているような場合は、電話対応に集中できず、周りの様子も気になってしまいがちです。
先輩に見られながら作業するも苦手だな
じゃぁ、このHSP気質を活かした仕事って何がいいの?
HSPといっても、さまざまなタイプがあります。ここでは、私が重視していたポイントを3つにしぼってご紹介します。
- シングルタスクの仕事
- 自分のペースで仕事を進められる
- 在宅または自分のタイミングで休憩が取れる
私はこの3点を重視して、現在の仕事と出会えました。
私は完全にマルチタスクが苦手です。
同時進行で進めると、頭がパニック状態になります。また、飽き性な面もあるので、単調作業だけではやりがいを感じにくい傾向がありました。
そこで、私が重視したのは、仕事内容はシンプルですが、バリエーションがある仕事を見つけることです。
毎日やりがいを感じられます!
具体的にどんな仕事なの?
たとえば、事務でも少しデザイン業務ができるとか、工場のライン業務でも商品の内容が変わってくるなどをイメージするとわかりやすいでしょう。
私のような、マルチタスクが苦手な飽き性さんは、ぜひ検討してみてください。飽き性でなければ、シングルタスクに専念できる仕事が特性を活かせるはずです。
仕事には必ず、「納期・〆切り」があります。そこまでの流れをある程度、自分で管理して進められる仕事の方が、私には合っていました。
以前、勤めた仕事で、シングルタスクの仕事でしたが、グループで動く体制でした。さらに、納期まで一人当たりのノルマが発生します。グループで進めるため、自分のペースでスケジュールを組めないことが窮屈に感じてしまったのです。
前述したノルマというプレッシャーと自分のペースで仕事ができない環境が、私には合っていませんでした。
チームで進めるのが得意な人もいれば、不得意な人もいるよね
あなたの会社では、休憩時間は何時からと、決まっていますか?私がこれまで勤めた会社は、「○時から休憩」というように固定でした。こういう企業が多くあることでしょう。
キリがいいところまで仕事を進めたいのに、休憩時間になると、途中で切り上げなくてなりません。休憩を挟むと、当然、集中力は途切れます。
どこも固定制なので、ここは割り切って働くしかありませんでした
可能であれば、在宅で作業できるのが1番いいです。
すぐ在宅は無理でも、将来的に在宅も可能になりそうな仕事を選ぶのがポイントです。
私はこのパターンで在宅ワークが叶いました。入社から数ヶ月は通勤する壁がありますが、仕事ぶりを判断された後、現在、ほぼ在宅ワークができています。
たまに通勤はありますが、フル通勤時代よりは負担が軽減しています
在宅ワークが難しければ、自分のタイミングで休憩が取れるような職場か、フレックスタイム制のある職場がHSPには合っています。
海外では、転職回数が多いことはネガティブだとはとらえてはいません。むしろ多い方が、「キャリアアップをしている」とポジティブに考えられています。
え!そうなの?!
そう言われると、気持ちが楽になる〜
ここで転職実態についてまとめた論文をご紹介します。この中に、「転職をすると、管理職になれるのか」という項目があります。
日本では,転職回数が多いほど,管理職である確率が下がるが,他の国では,転職経験者の管理職である確率が,転職未経験者より高い,もしくは,差がない。
引用元:萩原牧子. “彼らは本当に転職を繰り返すのか―アジアの転職実態, 転職要因・効果の実証分析―.” 研究紀要 Works Review 8.1 (2013): 1-14.
この論文では、管理職の確率にふれていますが、管理職に限らず、日本ではまだまだ、転職回数が多いとネガティブな印象を持たれているのは確かです。また、ひとつの会社で長く勤める人が悪いということでもありません。
なかなか続けられない立場からすると、それって、素晴らしいことだよね
転職回数が多いということは、それだけ他社を知っているということです。
多少、今いる会社で頑張れることは精一杯やってみるのも良いでしょう。
それでも、その会社が合わないのなら、他の畑(会社)を探せばいいだけです。
「どこへ行っても同じ」と言われることがあります。私はそうは思いません。
なぜなら、6回転職してきて、今の会社が一番、自分が求めてきた働き方ができているからです。入社して3ヶ月くらいは、「やっぱり向いていない、辞めたい」と思うこともありました。
けれど、転職回数が多い分、判断材料が豊富です。
何を判断するのか?それは、これまで勤めた他社と比較することで、「これくらいマシかも」、「もう少し踏ん張ってみよう」という気持ちになるからです。実際に、試用期間中に比較できたため、思いのほか、自分が働きやすい環境で仕事ができています。
結論、転職回数を気にする必要はありません。
転職したいという気持ちは、今の働き方や環境がつらいからですよね。何がつらい・しんどいのか、改めて考え直すいい機会ではないでしょうか。転職する前に、今ある現状を改善できないかと、考えることも大事です。
それでも今の職場で続けるのはやっぱり無理そう…
であれば、ご自身が納得できる仕事を探してみてはいかがでしょうか。そのためには、HSP気質を活かした探し方が今後を左右します。
「やりたい仕事がある」、「給与面も重要」など個人で譲れない点もあることでしょう。HSPという気質を持ち合わせているのであれば、その譲れない点もふまえ、今度はその気質も考慮して転職活動してみてください。
- ノルマなどのプレッシャーが少ない仕事を選ぶ
- シングルタスクの仕事
- ある程度、自分のペースで仕事を進められる
- 在宅または自分のタイミングで休憩が取れる働き方